アクセス解析についての考え方

こんにちは、ハンズバリュー株式会社の島田です。
アクセス解析についてお客様から相談をいただく機会があります。とても重要な指標になるため、インターネット集客を成功させるために、毎月1回はチェックしたいところです。島田のアクセス解析についての考え方をまとめます。

そもそも論のアクセス解析

アクセス解析を効果的に実施するにあたり「ホームページ集客を成功させるために望ましい検索キーワード」が設定されていることが前提条件になります。山形市の美容室さんなら「山形で一番上手な美容室」とか「山形でトリートメントが上手な美容室」などが考えられます。自社のビジネスにとって有益な検索キーワードが考えられていないのであるならば、アクセス解析を実行してもあまり意味がありません。「今月は、山形 美容室 割引のキーワードが多かったな」という状況で、どう評価していいかわからないためです。集客の絶対軸があるからこそ、アクセス解析が活きます。

アクセス解析のための一工夫

現状、グーグルの検索結果画面が暗号化されています。そのため「Search Console」を活用しなければ検索キーワードを閲覧することができません。アクセス解析ツールのグーグルアナリティクスで検索キーワードの画面をひらいても次のような表示になるはずです。(なお、グーグルアナリティクスにサーチコンソールを統合する方法については、次のブログを活用ください。アナリティクスで Search Console のデータを設定する

アクセス解析は想像力

自社のビジネスに直結する検索キーワードを理解して、グーグルアナリティクスの設定ができたところで、やっとアクセス解析です。アクセス解析する時に重要になることが①お客様の検索意図、②検索キーワードの趨勢、③需要の拾い忘れの3点です。

①お客様の検索意図
お客様が「山形の夜景がきれいなレストラン」と検索して、ホームページにアクセスしているならば「デートや記念日の食事会で使いたいのかもしれない」と想像することができます。また、検索されているからと言って、検索キーワード全てが重要とはなりません。お客様の検索をよく理解してまとめ上げることが重要です。

②検索キーワードの趨勢
検索キーワードが最近伸びているのか、下落傾向にあるのか見極める必要があるでしょう。新商品の情報については検索されにくいため、今後に期待してもいいです。しかしながら過去からある商品の検索が少なくなっているならば商品の魅力が下がっているのかもしれません。

③需要の拾い忘れ
少し前の話になりますが「チーズハトッグ」や「タピオカ」が出現したときは、自社のホームページに情報がないでしょう。そのため、検索結果画面に表示されようが有りません。検索結果画面に表示されないことは、アクセス解析にも反映されないことです。アクセス解析だけに頼っていると、需要を拾い忘れてしまうことがあるわけです。

アクセス解析の重点主義

島田は重点主義を採用しています。そのため、1つの検索キーワードを追いかけていくことを良しとしています。「山形市の上手な美容室」ならば、そのキーワード1個です。その他のキーワードについては参考にします。
なお、1つの検索キーワードを追いかけていく過程で、その他の関連するキーワードでも検索上位に表示されることがあるから安心してください。

我々中小企業については、資源が限られているため複数狙うことは負け戦に直結します。
ただただ、目標とする検索キーワード1つを追いかけていくことが重要です。