景気は間違いなく回復している。年末にかけて間違いなく盛り上がるはずである。

 さて、好景気を実感できないと嘆いている経営者も多い。しかし、好景気を実感できるようになった頃には、すでに景気は後退にさしかかっている、というのがバブルの教訓の一つであったと思われる。ぜひ、儲けのネタを考えてほしい。答えは過去の延長線上にはない。経済の牽引役は、団塊ジュニア世代であり、彼らの思考プロセスが読めなければ、彼らに刺さる商品を作ることは難しい。

 お客様に助言している幾つかをメモしておきたい。

 ①自己承認欲求の肥大した人間が多い。SNSのいいねを獲得したい人間が多い。(つまり見栄張。ギフトはむしろ高級品が必要とされる)②ブランド欲は希薄であり、多くを望まない。③高いコストパフォーマンスに反応する。少しのお金で楽しみたい(食べ放題、歌い放題、●●放題などが当たりやすい)④しかし、自分が必要としているものには全力で投資する(アイドルへの投資、スマホゲームへの課金、ペットへの投資、子供への投資、その他趣味性の高いものへの投資)⑤家族の時間を最優先(ハウスキーパーさんに任せても良いという価値観)⑥低い可処分所得。⑦将来不安が大きい。

 上記の内容がトレンドになるのではないかと考える。