商品の価値について考えてみたい。コメダ珈琲でブログを書くことが多いのであるが、コメダ珈琲にコーヒーを飲みに来ているという感覚はまったくない。仕事(主に執筆)をするために来店している感覚である。
ともすれば、コメダ珈琲の商品は仕事場の提供であり、コーヒーではない。
コーヒーが商品でなければ、商品企画も絞ったものになる。①コーヒーの品質はそこそこ(リピートしやすい価格を重視。そのうえで品質をコントロールする)、②PCやスマホの電源開放、③リピートしてもらうための回数券の販売、④ペンやメモ帳などのレンタル提供、⑤老眼鏡のレンタル提供、⑥新聞や雑誌の設置、⑦基本的に長居OK、⑧適度なクリンネス。
上記のサービスはすべて提供している。コーヒーショップであることには間違いないが、スターバックスやタリーズなどとは明らかに違う体験を販売している。
今後よりいっそう、商品や自社の価値が問われる時代になると予想している。