日本人の所得は、アジアを含めた諸外国と比較しても安価な部類である。次の理由があるため外資の製造業をはじめ多くのサービス業が進出してきている。①インフラ整備がしっかりしている、②治安が良い、③真面目で勤勉、④法治国家である、⑤日本ブランドはまだ使える。
現在、人手不足がさけばれているが、次の理由から今後解消されることはないと思われる。①人口減少社会、②移民の受け入れに否定的な国民性、③生活レベルを下げることができない、④経済成長を重視した政策を実行している、⑤人工知能やIOTの実用レベルまでまだ時間がかかる(労働集約的な仕事の解消にはつながらない)
さて、人が減ることが確定的で、どうしようもないことは避けられない。人手不足を前提としたビジネスモデルへのシフトチェンジが絶対的に必要である。そのためには、短時間労働者を迎え入れられるような、①マニュアル化、②業務範囲の明確化、③就業規則の整備、④テレワークなどの遠隔地勤務の検討、⑤付加価値を産まない仕事の100%外注化などが必要であろうと考える。
効果的なホームページを作成したとしても、対応できなければ失注するだけである。ビジネスモデル自体で戦う時代がすでに来ているように感じる。
ゆでガエルは避けたいものである。